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2018/05/18

子連れ旅行記|金沢

二泊三日で金沢旅行に行ってきた。

まずは羽田空港から小松空港へ。わずか1時間で到着するのは本当にありがたい。
子連れでの旅行において、見知らぬ人と過ごす密閉空間は恐怖でしかないのだ。

空港からバスで小松駅へ。あいにくの雨。

金沢を目指すなら、空港から直接バスで行くのが早いのだけれど、あえての寄り道。
その理由は、飛行機から降りてすぐまたバスで40分もバスに揺られるのは、子供たちにとってストレスになり、そのストレスは結果的に親に牙を向くからに他ならない。

立ち寄ったのは、駅からすぐのサイエンスヒルズこまつ
外観も素敵なのだけれど、雨天と子連れで写真を撮る余裕はなかった。

サイエンスヒルズこまつは、無料で遊べるところと有料のゾーンに分かれている。大枚500円を支払うこともやぶさかではなかったけれど、子供たちは無料ゾーンの鉄道模型にはりついて全く離れる気配がなかった。

2Fのレストランで食事を取りつつ、結局無料ゾーンだけで2時間を過ごして駅へ。

特急しらさぎで金沢へ。

わずか17分で到着。子供たちも飽きることなく過ごしていて、細切れの移動が功を奏した格好だ。ちなみにこの移動プランについて、さも自分が考えたように書いているけれど、調べたのは全部奥さんであることは秘密だ。

金沢駅からバスでひがし茶屋町の近辺で降りて、八百萬本舗、ギャラリー三田、But Not For Meあたりを寄り道しつつ、ホテルへ。
宿泊先は金沢白鳥路 ホテル山楽。ユニットバスなのが大変残念だけれど、ロビーの雰囲気は良いし、立地が至便。


JAL手ぶらでお出かけサービスで送っていた荷物は無事に部屋に置かれていた。
前回の旅行時にスーツケースとベビーカーの運搬がかなり負担になっていたので、今回からはスーツケースは事前に別送することにしていた。早めにパッキングする必要はあるけれど、便利なので次回からも利用したいと思う。

夜食はホテル近くのお寿司屋さん幸兵衛で折詰にしてもらって、ホテルで食べる。子連れなので持ち帰る旨を大将に伝えると、「二階に部屋があるから食べていけばいいのに」と言ってもらえたので、今度来るときはお店で食べるのもいいかもしれない。

翌朝、このホテルは朝食が美味しいと評判なのだけれど、気ままに過ごす子供たちを御するのに精一杯。子連れ旅行で食事を楽しむ方法については未だに答えを見つけられていない。

ホテルを出て、金沢城公園へ。
石垣や建物も良いのだけれど、本丸跡地付近の緑が美しい。

公園を玉泉院丸口から南西方向に抜けて、南町・香林坊付近へ。この界隈はおしゃれなお店が多く、子供たちからの「早く公園に行こうよ!」という声援を受けながら、SKLO
NEUTRALniguramuGloiniといった店をのぞく。Gloiniで出会った「野菜の紙」が面白かったので、きゅうりを2枚購入した。今は部屋に飾っている。

近くの長町武家屋敷跡を歩く。途中にあるお店で、奥さんがたいへん素敵な九谷焼のカップ&ソーサーを買った。

近くの百薬キッチンでご飯を食べている最中に、次男が謎の大泣きをしたため、デザートを食べることなく、父は途中退場。奥さんが二人前のデザートを食べることになった。

公園を求める民衆の声を無視することが難しくなったため、近くにあるいしかわ四高記念公園へ。金沢には広い公園があってとても良い。

バスに乗って近江市場へ。
うなぎの肝を食べながら、閉店近くで半額になった近江町コロッケを買い、いっぷくやで金沢おでんを持ち帰りする。

金沢城公園のお堀にいる鯉を眺めつつ、ホテルに帰る。

薄暗くなるまで部屋で過ごしてから、夜のひがし茶屋街を歩く。
店はほとんど閉まっているけれど、入ってもゆっくりはできないので、町並みを眺められれば十分満足。
夕食はブルームーンでハンバーガーをテイクアウトして部屋で食べる。夕食のハンバーガーは、我が家の家族旅行の定番。子供たちはハンバーガーよりもフレンチフライがメインだけれども。
ブルームーンのハンバーガーは、バンズがもう一つかなと思わせつつも、パティとソースが大変美味しかった。

あっという間に最終日。
今日も銃弾が飛び交う戦場にいるかのように朝食を食べ終えると、ホテルをチェックアウト。
帰りもスーツケースは別送するのだけれど、配送会社の集荷を待っているのは時間の無駄なので、フロントに荷物と伝票を預けて集荷の対応をお願いした。(料金は往路の集荷時に支払い済み)

身軽な荷物で兼六園へ。




道に敷き詰められた砂利で工事現場ごっこをはじめる兄弟をなだめて進ませ、真弓坂から外に出て、金沢21世紀美術館へ。
オラファー・エリアソンのColour activity houseで大はしゃぎする兄弟。次男はなぜか壁に激突していた。


存分に楽しんで、いよいよ中へ。というタイミングで不機嫌になる兄。どこに行っても「イヤだ!」と言うので、「何が嫌なの?」と聞くと床を指差す。
展示室の独特な雰囲気が怖かったのかもしれないし、この日の夜に熱を出したのでこの時点で体調が悪くなっていたのかもしれない。

ちなみにこの時に動揺していたのか、借りていたベビーカーの荷物置きに抱っこ紐を忘れてしまい、後日美術館から送ってもらうという迷惑をかけている。

いずれにせよ、有名な「スイミング・プール」を下から眺めることもなく美術館を後に。結果として、ここも無料ゾーンだけでよかったようだ。

しいのき迎賓館内にあるセレクトショップGIOで、錫の箸置きを買ってから、不室屋カフェで昼食を取る。
飛行機の時間が近づいているのでバスで金沢駅へ。本当は行きと同様に小松駅経由にするつもりだったけれど、間に合わなかったので直行のバスで空港へ。きのこの山およびたけのこの里を子供たちに献上することでなんとかバスの平穏を保つことができた。

そして帰路へ。

金沢は公園も広くて、見どころがコンパクトにまとまっているので、子連れ旅行にも非常によろしいなと思う。

2018/03/29

維持費をかけずに車を利用する最良の道を求めて


先日、実家に車で遊びに行きました。
そのついでに、車の話です。

都市部に住んでいると、住宅コストは相対的に高いですが、交通の便は良いです。
そのため、車は所有しないつもりでいます。

一方で、複数名の子供を抱えていると、車があると便利だなと思うことは多々あります。

一般的に、大人の数をP、子供を数をNとしたとき、お出かけの大変さOはNの二乗に比例することが知られています。

O = N^2 / P
※移動距離Dは一定とします。

このとき、移動手段Tを加えて、

O = T * N^2 / P

Tが電車だった場合の値を1とすると、Tが自動車の場合は常にT < 1 が成り立つことが知られており、この定理に関して、私は真に驚くべき証明を見つけましたが、この余白はそれを書くには狭すぎるので割愛します。
長々と書きましたが、要するに子連れでの移動は車の方が楽だという話です。

さて、車を所有せずに利用する方法は色々ありますが、ここではカーシェアに絞って話を進めます。
我が家が利用しているカーシェアのサービスは3つです。
  1. Honda EveryGo
  2. オリックスカーシェア
  3. Anyca

選定のポイントは、いずれも「月額費用がかからない」という点にあります。
毎月利用するのであれば、月額がかかるサービスでも問題ありません。(多くのカーシェアでは、月額費用が利用料金と相殺される仕組みになっています。)
しかしながら、我が家はそうではないため、ランニングコスト不要であることが利用の大前提になります。

各サービスの使い分けは下記の通りです。

Honda EveryGo
料金が安いので、ファーストチョイスです。(軽自動車なら8時間で3,780円)
まずはここで空きがあるかどうかを確認します。

オリックスカーシェア
EveryGoに空きがなかった場合に利用します。
ただし、翌月確実に車を長時間利用する予定がある場合は、料金プランをプランB(月額無料)からプランA(月額980円)に変更しておくと、EveryGoよりお得に利用できます。
プランAなら12時間で4,500円になるので、EveryGoより割安にです。(しかも軽自動車ではない) 

Anyca
ポイントが溜まっていて、変わった車に乗りたいときに利用します。
これは個人間の貸し借りなので、煩わしさもありますが、普通のカーシェアではなかなか無い車もあります。
実はまだ一回しか利用していませんが、ポルシェに乗ってみたかったので使ってみました。
そのときの料金は24時間で8,880円。ただし、ポイントが使えたので、3,380円の負担でした。
Anycaは招待コードを使って登録すると2,500円分のポイントがもらえるので、よかったら使ってみてください。

招待コード anyca3mc

以上、カーシェアは直前までキャンセル・変更が可能なので、何かと突発的なことが起きがちな子連れには利用しやすいなと思っています。

補足
  • カーシェアでは基本的にチャイルドシートを借りられないので、買いました。
  • 各サービスのステーションまで、折りたたみ自転車で行って、トランクに積んで帰るようにすると、利用範囲がぐっと広がります。

今は子供ありきで車の利用方法を考えていますが、子供の手が離れたら、ベビーカーはおろか子供も乗れないような2人乗りの車で奥さんと出かけたいなと思います。

2018/02/14

育児における父の生存戦略について

著者は現在、二児の父として遊びに食事に睡眠にと忙しい日々を過ごしている。
長男はもうすぐ三歳半で、次男は一歳半となり、育児を始めてから三年経った区切りとして、これまでの家庭内育児マーケットにおける生存戦略についてまとめておきたい。

前提条件として、ここでは異性婚かつ実子であるケースを取り上げている。取り上げているも何もそのケースしか知らないのだけれど。ただ、育児環境が違うケースにおいても、何かしらの参考になれば幸いである。
また、育児をレッドオーシャンとみなして、撤退する戦略については採用しない。その戦略は長期的にみて、夫婦生活において不利に働くリスクが高くなるためである。(育児期間は、長い夫婦生活における一ピリオドでしかないことを忘れないようにしよう。)

まずはゴールの設定から。
育児の目的を何に置くかは難しいけれど、「子供のニーズを満たす」をゴールにしよう。「子供のニーズ」とは何ぞやについては、子供に直接聞くのが良さそうだけれど、最初のうちは「うー」とか「あー」しか言ってくれないので、それもこちらで想像して決めることとする。
「マズローの欲求段階説」を基に考えると、おそらくまだ「生理的欲求」から「安全の欲求」あたりをウロウロしていると思われる。なので、前述のゴールを言い換えると、「子供の要求に応えること」となる。
子供の要求に応えることができる父親になるためには、どうすれば良いだろうか。

育児における父親の立場を確認しておこう。

育児において、父親は「持たざる者」としての戦いを余儀なくされる。なぜならば、育児におけるキラーコンテンツである「授乳」という手段は、業界のリーダーである母親に独占されているからである。
そこで、父親が存在感を発揮するためには、なるべく完全母乳ではなく、ミルクとの混合にするのが望ましい。これには母親の同意と、子供の好みとの合致が必要になるけれども、もし実現できれば乳児の食欲を満たす手段を、父親も手にすることができる。

しかしながら、母親の母乳と父親のミルクを並列に並べた場合、後者が敗北することは必死である。ついでに言うならば、同じミルクでも母親が作ったもの(渡したもの)でないと嫌がられることもあるだろう。一般的に、母親のほうが子供との接触時間が長くなるので、子供の愛着も強くなるからである。

母親と同じ土俵で戦うことは賢明とは言えない。では、どうするか。

先程、母親は子供との接触時間が長くなると述べたけれど、これは子供との絆を強めることができるという大きなメリットがある。一方でその代償は、何と言っても体力の消費である。(乳児は三時間おきに授乳が必要と言われる)

そこで、父親が狙うべきは母親の体力が尽きる、夜である。

深夜の夜泣きタイム、ここで母親が寝ている隙に顧客(子供)を奪い取り、好きなだけ抱っこしよう。あやしてみよう。泣きやまないならミルクもあげよう。
そっとロンパースのスナップボタンを外してオムツをのぞいてみよう。そこにはきっと、まるで父親が子供を独占できるブルーオーシャンを象徴するように、青いラインが入っている。オムツを替えてあげよう。

父親が狙うべきは、夜泣きの対応。
これが育児における父親の生存戦略というものが、現時点での私の結論である。

なお、本稿において母親を育児市場におけるライバルとして位置付けたけれども、一番の戦略は母親と協力して育児に当たることであることは言うまでもない。

先ほどの夜泣きの対応が、結果的にそれを実現することができると信じている。

2018/01/14

年始の御挨拶-誰ぞ手を引く人生ぞ。


先日、保育園からの帰り道に、僕→長男(三歳)→次男(一歳)という状態で手をつないで歩いて帰っていたのですが、ふと我に返ってこの光景を外から眺めたときに、絵に描いたような幸せな光景で、思わず一人で笑ってしまいました。
 数年前まで独身だったはずなのに、気づけば二人の子供と歩くようになり、人生の妙味を実感しています。

 日々成長しているとは言え、まだ子供は小さく、道路では彼らの手を引いて歩くようにしています。(長男はしばしば脱走しますが)
 では同じく道に例えられる、人生について考えたときに、同様に僕が子供たちの手を引いて導いているのかと言うと、そうでは無いように感じています。

 「子供のために生きている」というと大変大袈裟な表現ですが、日々の生活やこれから先のことを考えるときには、むしろ子供たちが自分の手を引いて、導いてくれているように思えてなりません。

 そんなことを自分の中にいるリトル竹原ピストルに聞きました。
 すると、異性と結婚して子供がいる状態が特別あからさまなだけで、導かれていない人なんていないのさ、と彼は答えてくれました。

 確かに「子供に導かれる」という表現はわかりやすくて一般受けも悪く無さそうですが、子供以外にも人生を導いてくれるものは幾らでもあって、親兄弟や、恋人や、友達や、昔の自分や、ペットや、観葉植物や、アイドルグループや、ガチャや、ワイセツや、ぼろもうけの罠や、色々ものに手を引かれてみんなが人生を歩んいることに今さらながら気付かされます。

 こうして「人生いろいろ」という、一周回ってごく普通の結論に至った2018年初頭でありました。
 以上を持ちまして、年始のご挨拶と致します。

 あなたの人生の手を引いてくれているのは、誰でしょうか。

2017/08/17

旦那のバカっ!何よ育児なしっ!|『イノベーション・オブ・ライフ ハーバード・ビジネススクールを巣立つ君たちへ』

 僕自身は子供をダシにして労働時間を短くするタイプで、定時になったらさっさと帰路につくのだけれど、逆に仕事を理由にして育児に参加しない親も、世の中には多く存在していると聞く。(タイトルは語呂の関係で父親になっています。)
 もし、あなたのパートナーがそのようなタイプなのであれば、『イノベーション・オブ・ライフ ハーバード・ビジネススクールを巣立つ君たちへ』はその状態に終止符を打つ可能性を秘めている。

 本書の素晴らしいところは、タイトルや装丁がどう見ても一般のビジネス書であるという点だ。(僕が育児の文脈で受け取っただけで、実際にビジネス書なのだけれど。)
 そもそも「仕事>育児」の人間に「ワーク・ライフ・バランス」、「育児参加」、「家事分担」というような本を手に取らせることは、拳銃でも使用しない限り不可能に近い。
 だが逆に、本書のタイトルに含まれる「イノベーション」、「ハーバード・ビジネス・スクール」という文字は、仕事人間にとっては心に突き刺さり過ぎるワードであり、丸善やジュンク堂や代官山蔦屋書店でその本を手に取っただけで、ビジネスマンとしての階段を一歩上がったも同然なのである。(さらに、著者は『イノベーションのジレンマ』で一躍脚光を浴びたクレイトン・M・クリステンセンだ。)

 それとなくこの本を薦めるなり、そっと鞄に忍ばせておくなりして、パートナーの手に取らせたらもう勝負はついたようなものだ。あとは本書にある痛烈な記載が彼/彼女の意識をきっと変えてくれる。 
 幾つか引用してみよう。(太字は引用者による)
 彼らは仕事に劣らず、プライベートでも満足できる生活を築こうとして、家族により良い暮らしを与えるような選択をしたが、そうすることで知らず知らずのうちに伴侶と子どもをおろそかにしていた。家族との関係に時間や労力を費やしても、出世コースを歩むときのように、すぐに達成感が得られるわけではない。伴侶との関係をなおざりにしても、日々の生活では何かが崩壊していくようには感じられない。夜になって家に帰れば、伴侶はちゃんとそこにいる。それに子どもたちときたら、悪さをする方法を次から次へと考え出す。腰に両手をあてて「立派な子どもに育ったな」と満足感に浸れるのは、二十年も先のことだ。(P.82)
そして離婚の痛みを乗り越えるために、きょうだいや友人の励ましが必要になって初めて、自分はひとりぼっちだと気がついた。彼は行ってもいない投資に、見返りを求めていたのだ。彼らはスティーブが困っているときに、わざと見捨てたわけではない。長い間放っておかれたため、スティーブを身近に感じなくなり、口出しするのはさしでがましい気がしたのだ。
(中略)二人の息子と二人の娘が訪ねてくると、気持ちよく過ごせるよう気を配った。結婚していた頃はすべてを妻任せにしていたが、彼なりに努力して一緒にできる新しいことを考え、楽しい時間を過ごせるように工夫した。だが彼は苦しい戦いを強いられていた。(中略)スティーブが子どもたちと過ごす時間を必要としていたそのとき、子どもたちは父との面会を避け始めた。(P.100-101)
 この種の間違いのうち、とくに前途洋々な若きエリートたちが陥りがちな間違いは、人生への投資の順序を好きに変えられると思い込むことだ。たとえばこんなふうに考える。「今はまだ子どもたちが幼くて、子育てはそれほど大事じゃないから、仕事に専念しよう。子どもたちが少し成長して、大人と同じようなことに関心をもつようになれば、仕事のペースを落として、家庭に力をいれればいいさ」。さてどうなることだろう? その頃には、もうゲームは詰んでいるのだ。(P.102-103)
 本書でも下記の秀逸な例えで書かれている通り、これを読んだことで必ずしも全てが解決するわけではない。当人の意識が変わったところで、環境が許さないことも大いにあるだろう。
けれども、この本で何かが変わる可能性は決して小さくない。
どんな状況にも通用する、万能型の手法というものは存在しない。ニンジンはゆでると柔らかくなるが、卵は固くなる。(P.89)


2017/07/30

茨城県自然博物館には全てがある。

夏、三歳と一歳の二児を擁する我が家では毎週末葛藤が生まれています。

冷房の効いた我が家でゆっくり過ごすのはとても楽で、このまま閉じこもってしまいたいと思う一方で、せっかく子供と一緒に過ごす時間を無為に過ごすはもったいないとも感じます。
それでは、外に出かけようかと思ってみるものの、炎天下でミルクやおむつや着替えの大荷物をぶら下げたベビーカーを押しつつ、玄関を出た途端にどちらに向かうかわからない三歳児を制御する光景を想像するだけで、疲労感がどっと押し寄せてきます。

そんな育児の袋小路にはまってしまった我が家を救ってくれる存在。それが茨城県自然博物館なのです。

車を所有していない我が家ですが、車で出かけたい気分になったときのために、Honda Cars スムーズレンタカーオリックスカーシェアの会員になっています。(月額料金がかからないので)
更にはチャイルドシート二台とETCカードも保持しており、我が家には車以外の全てがあると言っても過言ではありません。

土曜日の朝八時に、今日は茨城県自然博物館に行くと決意して、Honda Cars スムーズレンタカーで九時から車を予約します。カーステーションまで歩くには距離があるため、折り畳み自転車に乗って向かい、自転車をトランクに積んで自宅まで車を運転します。
自宅で家族と荷物を積んで、いざ出発です。

SpotifyでLA LA LANDのサントラをかけつつ、走り出して10分もしないうちに、助手席に縛り付けた次男が夢の中に撃沈。まず一人。後部座席の長男は寝る様子がないですが、比較的静かにしているので良しとしましょう。
途中で若干の渋滞がありましたが、比較的スムーズに流れて一時間ほどで茨城県自然博物館に到着しました。

駐車場から入口まで歩いているときに、近くを歩いていた家族の小学生くらいの子供が「トリケラトプスを見るんだ。」と家族で喋っていると、「"トリケラトップス"みるの?」とごく普通に会話に参加する長男。そしてそれに普通に答える子供。人見知りの両親は、子供のコミュニケーション力についていけず、苦笑いしつつ向こうの両親に謎の会釈をしてやり過ごしていました。

入場を前にして、FKの際のクリスティアーノ・ロナウドと同程度に集中力を高める長男。

茨城県自然博物館には、全てがあります。
ここは博物館であり、動物園であり、水族館であり、公園です。

博物館に入ってすぐに展示されている高さ5.1メートルの巨大な松花江マンモスの骨格標本に、吹き抜けの空間で展示される高さ12メートルのメアセコイアの木と、高さ9.75メートルのヌオエロサウルスの骨格標本。
展示は宇宙の仕組みに始まり、地球の生い立ち、自然・生命の仕組み、人間と環境、そして茨城の生態系とどれもスケールの大きなものばかり。
その中で展開される展示も多種多様で網羅的。前述の恐竜の骨格標本以外にも、小動物の剥製や、「河川・湖沼・海の生態系」コーナーを見れば水族館にと同様の満足感を得ることができます。

長男はまず第一展示室「進化する宇宙」を何も観ないまま、一気に走り抜けて、吹き抜けのヌオエロサウルスと対峙していました。

続いて第二展示室「地球の生い立ち」でティラノサウルスとトリケラトプスの戦いに大興奮。「うがぁおぉぉぉ!」と恐竜に負けない咆哮をあげ、ティラノサウルスVSトリケラトプスVS長男の三すくみの様相を見せていました。

第三展示室「自然のしくみ」は、ベビーカーに乗った次男が色々な形をしたどんぐりを観て、「あー。あー。」と大変感心した様子でした。

第三展示室内の「水の生き物コーナー」では水族館さながらに河川~海にいる生き物を見ることができて、兄弟で魚たちの泳ぐ様子に見入っていました。

第四展示室「生命のしくみ」と第五展示室「人間と環境」はちょっと難しかったのか、ほとんど観ることなく一気に走り抜けて、一階の企画展示室へ……行くかと思いきや、また入口に戻る長男。どうやらティラノサウルス・トリケラトプスとの決着がついていなかったようで、展示室に戻って再び雄叫びを上げていました。

勝敗は謎のままでしたが、今度こそ一階に降りて企画展示室へ。
このときは昆虫展を開催していて、クワガタ派の長男は他の昆虫を一歳無視して、食い入るようにして様々な種類のクワガタを観察していました。

展示室を出たところにある、ガチャガチャをやりたいと長男が言うので、「どれをやりたいの?」と聞くとチョウチョのマグネットを指差す長男。隣に恐竜のガチャガチャがあるにも関わらず、昆虫展で一歳無視していたチョウチョを選ぶあたり、子供は本当に大人とは違う文脈で生きているのだと実感します。

館内を一通り周ると、ちょうどお昼時。館内にレストランもありますが、混んでいたので、いったん車で外に出ることに。
5分ほど車を走らせて、Googleマップで奥さんが検索してくれた「大利根レストラン」へ。
ローカルで親しみやすい雰囲気の食堂で、Googleでの評価4.5に違わぬ味とボリュームに次男も大満足。
「オムライスと唐揚げセット」の唐揚げがあまりにも美味しくて、唐揚げを追加注文してしまいました。

博物館に戻ってチケットの半券で再入場し、今度は15.8ヘクタールの広さがある屋外を散策します。
ボランティアのスタッフが敷地内に自生しているキノコを並べて展示していたので、「ほら、キノコが一杯あるね。」と長男に話しかけると「あっ、ハエだ!」と全然関係無いところに興味を示す長男。少し気まずい気持ちでその場を離れます。

長男は枝を拾って、適宜葉っぱと戦いながら、トンボやアメンボやチョウチョを見つけては歓声をあげていました。

次男はベビーカーを降りて、ブラジルの人に話しかけていました。

「夢の広場」には、子供が屋根の上で飛び跳ねることができるテントもあり、こちらも長男の大のお気に入りです。
またも長男は近くにいたお兄ちゃんに話しかけて、テントの下に行くのを手伝ってもらっていました。そのコミュニケーション能力を父に分けて欲しい。

テントで汗だくになったので、「水の広場」の流水で水浴びをします。
自然との触れ合いで開放され過ぎて全裸になろうとする長男を押しとどめて、ズボンだけは履かせることになんとか成功。二回ほど転んで泣きそうになっていましたが、気持ちよさそうに遊んでいました。
もう少し遊ばせたいなと思ってましたが、近くにいた人が「守谷の方は凄い雨らしいよ」と話していたので、雨雲レーダーを見ると、確かに雨雲が迫ってきていました。

帰りたがらない長男を説得して、手ぬぐいで全身を拭いて、着替えさせて車へ急ぎます。(広いので時間がかかる)
何とか雨には振られずに乗り込みようやく一息。ベビーカーを急いで押していた奥さんも汗をかいていたので、「ご苦労様でした」と手ぬぐいを渡してあげました。
(その手ぬぐいで長男の股間も拭いたような気がしますが、それは黙っておきました。)

帰路で豪雨に襲われながらも無事に帰宅。
一日遊んで疲れ果てた子供達、より疲れた僕は次男とともに八時前に撃沈したのでした。

2017/02/28

2歳半の子供が館林美術館で美術鑑賞デビューした日の話

 2月にしては暖かい日曜日の朝、朝食を済ませて、洗濯機も2度回したのに、時刻はまだ8時半。
 「どこに行こうか」と妻と話し合いながら、オムツや着替えをカバンに詰めて、出かける準備を進める。行き慣れた近場も良いけれど、せっかく早く出発できそうだから、少し遠くでも良いかな、なんて考えていた。
 ソファーに寝そべって、指でぐりぐりしながら、Googleマップについたスターを眺めていると、もっと遠くに行きたくなった。

「車を借りてどこかに行こう」と妻に話して、さっそくレンタカーを手配する。じゃらんで予約しようと思ったら、当日の空き状況は出てこなかった。
 懲りもせずにクラブオフ経由での料金を調べると、12時間で6,500円(免責込み)ほどだった。
「他にもっと安いプランがあるのでは……」という思いはあったけれど、もう他の誰かと比べるのは止めよう。君は君だよ。
 ということで、10:30出発でレンタカーを予約した。

 10時に一人で家を出て、隣駅でレンタカーを借りて、家に戻ってくる。車はないのに、なぜかチャイルドシートは2台ある我が家。
 シートをセットして、荷物を積んで、子供も積んで、いざ出発だ。

 目指す先は、群馬県立館林美術館だ。
 事の発端は数日前。毎週録画してある「美の巨人たち」で、フランソワ・ポンポンの「シロクマ」という彫刻作品が取り上げられていた。
 真っ白で愛嬌のあるフォルムをしたシロクマの彫像が映ると、テレビの前でブロック遊びをしていた長男(2歳半)が「あ、シロクマさんだ!」と興味を持った。
 その後のVTRに出てくる動物の実写映像にも心惹かれた長男は、結局番組を最後まで観てしまった。
「もういっかいみる!」という流れになり、ここからはエンドレス。翌日からも「ポンポンみたいよぉ〜」という熱烈なリクエストをお寄せいただき、我が家のテレビを占拠する「美の巨人たち」は、長男以外にとってはもはや「進撃の巨人」に近しいほどのダメージを与えるに至った。
 そんなポンポンのシロクマは、パリのオルセー美術展に展示されているそうだ。一方で、群馬県の館林美術館にも小さな「シロクマ」をはじめ、ポンポンの作品が収蔵されているという。
 それぞれ、自宅からの距離を調べたところ、館林美術館のほうが若干近いようなので、今日のところはそちらへ向かうことにした。

 館林へ向かう道は順調で、子供たちも早々に眠りにつき、僕自身も年末の沖縄旅行以来約3ヶ月のブランクを感じさせないウィンカーさばきで、右折左折を繰り返していた。
 館林ICを降りるとちょうどお昼時になったので、美術館へ向かう道すがらで昼食をとることにする。
 目指す先はGoogleマップで見つけた「鎌倉点心館林店」というお店だ。
「鎌倉点心」が館林名物である可能性は決して高くないけれど、点心なら子供たちも食べられるだろう。
 カーナビの目的地はそのままに、Googleマップの目的地をお店にセットする。カーナビとGoogleマップが進行方向について言い争う声を背景に、車を走らせた。
 駐車場完備で、広い店内はベビーカーのまま悠々入ることができた。
 ランチメニューをチェックすると、一番上に点心セットがある。これは外せない。
 その他のメニューに目を移すと、ハンバーグ、ラザニア、カレー、パスタ……思いのほか、点心率が低い。というよりむしろ、点心は一つしかないようだ。
 もう一つはハンバーグにした。

 あまり期待せずに頼んだ洋食メニューだったけれど、良い意味で期待を裏切られた。
 最初に点心の付け合わせでスープとコールスローが出された(この組合せも謎)のだけれど、特にコールスローが大変おいしい。太めに千切りされたキャベツの歯ごたえと、パプリカの香りが素晴らしいものだった。
 ハンバーグに添えられたポテトサラダも、ピクルスが食感と酸味で良いアクセントになっていたし、大ぶりなパンはきちんと温かくて柔らかかった。
 副菜に手抜かりがない以上、メインのおかずが不味いはずもなく、ハンバーグも点心(肉まん、ちまき)も大変おいしかったです。

 鎌倉点心から美術館までは車でほんの5分ほどだ。
 有り余る駐車スペースに車を停めて、美術館へと歩く。
 青い空と広い庭。曲線が美しい建物に、アプローチに沿って流れる水のきらめき。車内で抑圧されていた長男のテンションは最高潮に達し、美術館に向けて全力疾走していた。

 喜んでくれて何よりなのだが、さすがにこのテンションのまま展示室に突入するのは危険なので、いったんオムツ替えをすることでクールダウンをしよう。
 まずは次男(8ヶ月)を交換台に乗せて、この危険な作業に取り掛かろうとした矢先に、興奮冷めやらぬ長男が多目的トイレから脱出を図る。
 妻は別でトイレに行っており、さらに多目的トイレの鍵はレバー式で位置も低いため、長男は扉を開けて外に出てしまった。
 次男をベルトで交換台に固定したまま、長男を呼び、必死に説得をする。
「お願いだから!ママが戻るまで!ここで!待っててくれる?!頼むから!」
 その間にオムツ交換台の上に縛り付けられていた次男は泣き叫び、さっきまで外に広がっていた楽園のような光景とは対照的に、この狭い個室は地獄絵図のようだった。
 そんな父の必死さが伝わったのか、長男も個室に戻り、そのうちに妻も戻ってきて、二人のオムツを替えることができた。
 これで少し落ち着くかと思ったが、ポンポンを観る前にパンパンのオムツを脱ぎ捨てて身軽になった長男は、今度は建物の外へと脱出を試みる。
 ここは何かしら役割を与えて落ち着かせる必要があると考え、受付で買ったチケットを「これ持って」と渡して、入口の人に渡してもらう係に任命した。
 館林美術館の良いところは、彫刻の展示室が独立した一つの空間になっていて、すぐにホールや外へと出ることができる点だ。これなら、子供が騒がしくなったとしても、延々順路を巡ることなく、外へと連れ出すことができる。
 ようやく少し落ち着いて、展示室に入った長男の目にまずとまったのは、イサム・ノグチの「リス」という作品だ。目にとまったと言っても「これなに?」と聞いてきただけだけれど。
「離れて観るとリスさんに見えるよ」と伝えて、立ち位置を調整してみたが、彼のリス像とは一致しなかったようで、あまり反応は良くなかった。
「リス」から少し間を空けた隣に、そもそもの目的であるポンポンの「シロクマ」が展示してある。
 長男もそれに気づき、「あ、ポンポンだね」と喜んでいた。
 長男はそのあともポンポンの「シロクマ」を食い入るように見続けるかとほんの少しだけ期待したけれど、特にそんなことはなく、さっさと離れて行ってしまった。
 妻一押しの「雉鳩」をはじめとしたポンポンの他の作品や、バリー・フラナガンの「仔象」を「とりさんだね。」「ぞうさんだね。」と一通り視認したら満足した(飽きたとも言う)ようなので、そのまま芝生の広がる庭へ遊びに行った。
 本当は別の展示室で開催されている企画展も観たかったけれど、無理矢理連れて行っても仕方ないのでやめにした。
 これも入館料が大人410円(展覧会により異なる)だからこそ持つことができた広い心であり、もし大人1,800円(展望台は別料金)であったとしたら、引きずってでも連れていったかもしれない。

 その後、長男は展示室で過ごした3倍の時間を庭で過ごしてから、帰路に着きました。
 短い時間ながらも、館林美術館で上々の美術館デビューを飾れたのではないかと思います。

2017/02/12

イヤイヤ期が来ない。


 我が家には、二歳半の長男と、八ヶ月の次男がいます。今日は長男の話です。

 子供ができてから、書籍やネット、TVで育児に関する情報を収集していると、よく目にするのが、「イヤイヤ期」に関する悩みです。その明確な定義があるか不明ですが、二歳頃にやってくる、森羅万象に対して「イヤ!」と拒否をする時期を指すようで、子供によっては盗んだベビーカーで走り出すこともあるそうです。
 私も怖さとあきらめと好奇心が入り混じった気持ちで、「イヤイヤ期」の到来を待ち構えてきました。

 しかしながら、長男が二歳になってから早半年、待ち焦がれてた「イヤイヤ期」は一向にやってくる気配を見せません。

 彼なりの自己主張は出てきましたので、出かけるときには「上着着ない!」、帰ってきたら「手洗わない!」、ご飯のときには「ご飯食べない!」、寝る前には「歯ブラシしない!」ということはよくあります。
 ただ、相手が子供かどうかに関係なく、こちらが望むタイミングと、相手のそれが異なることはよくあります。そんなときは、今すぐやる必要のないものは後回しにすればよいし、他の選択肢を与えてみるのもよいと思います。
 実際に、長男に対しても「どっちの上着にする?」や「お水が温かいかな?」や「後でおなかすいちゃうよ?」や「じゃあここに置いておくから後でしようね。」と声掛けをすると、対応してくれることもあります。(もちろん、してくれないこともありますが、違う人間なので、親の言うこと聞かないことがあるのは当たり前です。)
 上記のようにお互いの妥協点を探して会話をしていると、子供の成長を感じられて、とても面白いです。

 今の状態が「イヤイヤ期」なのだとしたら、なかなか楽しいものだなと思います。

2016/11/25

子供の言い分も聞いたほうがよいと感じたときの話

 奥さんに聞いた話です。

 二歳の長男が、ご飯を食べたあとで、おかずの一つだったウィンナーを持ったまま、テレビの前に走って行きました。
 我が家ではリビングスペースへの危険物と食物の持ち込みは禁止しているため、奥さんは食べ終わってからにするよう、長男を注意しました。

 すると注意された長男は急に泣き出してしまいました。
 イヤと言うでもなく泣き出したので、奥さんはちょっとおかしいと思い、長男に色々と質問をしてみました。
 とは言え長男も泣いているため、なかなか返事もできない状態が続くなか、一つの質問に対して答えが返ってきました。


「もうウィンナー食べないの?」
「たべない。」


 どうやら、勢いでウィンナーを持ってきたものの、もうお腹いっぱいで食べられず、そんな状態でママからウィンナーを食べろと言われて、どうしようもなくなって泣いてしまったようです。
 奥さんがウィンナーを受け取ってあげると長男は泣きやんで落ち着きを取り戻し、「となりのトトロ」を「トットロー」と言いながら観ていました。

 この年頃の子供が親の言うことを聞かないときには、「イヤイヤ期」という理由だけで片付けがちですが、子供なりに理由があるのだなと思いました。
 それに気づくことのできる奥さんは素晴らしいと思いますし、引いてはそんな奥さんと結婚した自分は本当に素晴らしいと思いました。

2016/11/02

もっとも効果的な男性の育児参加は、夜中の授乳を一回担当することではないかと言う説

 宮澤賢治の詩にもあるとおり、男性の育児参加というものは、なかなか難しいものです。

東ニスキルノ低イ夫ガアレバ
余計ニ手間ガカカルト出鼻ヲクジキ
西ニイクメンヲ自称スル夫ガアレバ
ソノ程度デヤッタ気ニナルナ釘ヲ刺シ
南ニ育児ヲ手伝ウトイウ夫ガアレバ
「手伝ウ」トイウ意識ガ駄目ダトイヒ
北ニ仕事一筋ノ夫ガアレバ
ツマラナイ人生ダカラヤメロトイフ

 育児のかかわりかたについては、家庭の状況に応じて色々なやりかたがあると思いますが、可能であればそこまで必要とされるスキルが高くなく、それでいて奥さんに感謝されるものからはじめるのが良いのではないでしょうか。
 そこでオススメなのが、深夜の授乳を一回担当することです。

●必要とされるスキルが低い
 ミルクとお湯の量を測るだけです。ミルクの温度を人肌にする必要がありますが、こちらもうちの奥さんが開発した秘策を利用すれば簡単です。
 熱湯と冷蔵庫で冷やした水を半々にして混ぜれば、適温になります。(ミルク100mlを作る場合、分量の粉ミルクを50mlの熱湯で溶かしたあとで、冷やした水を50ml加える)

●奥さんに感謝されやすい
 産後の母親にとって、3時間おきでの授乳はかなり負担が大きいようです。向こう数カ月間、連続して3時間以上眠れないという環境はなかなかブラックです。そこで夜の授乳を一回担当することで、奥さんの睡眠時間を確保してあげましょう。
 例えば、22時に授乳をして赤ちゃんが眠ったのなら、次回の1時ごろに来るであろう授乳を担当してみましょう。次の4時はまたお願いすることになりますが、それでも6時間は眠れます。
 一歩進んで4時の授乳も担当することも考えられますが、あまり長く授乳をしないと乳腺炎のリスクがありますので、そのあたりは奥さんとよくご相談してみてください。

 完全母乳だと難しいですが、混合ならばぜひお試しください。