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2016/11/25

子供の言い分も聞いたほうがよいと感じたときの話

 奥さんに聞いた話です。

 二歳の長男が、ご飯を食べたあとで、おかずの一つだったウィンナーを持ったまま、テレビの前に走って行きました。
 我が家ではリビングスペースへの危険物と食物の持ち込みは禁止しているため、奥さんは食べ終わってからにするよう、長男を注意しました。

 すると注意された長男は急に泣き出してしまいました。
 イヤと言うでもなく泣き出したので、奥さんはちょっとおかしいと思い、長男に色々と質問をしてみました。
 とは言え長男も泣いているため、なかなか返事もできない状態が続くなか、一つの質問に対して答えが返ってきました。


「もうウィンナー食べないの?」
「たべない。」


 どうやら、勢いでウィンナーを持ってきたものの、もうお腹いっぱいで食べられず、そんな状態でママからウィンナーを食べろと言われて、どうしようもなくなって泣いてしまったようです。
 奥さんがウィンナーを受け取ってあげると長男は泣きやんで落ち着きを取り戻し、「となりのトトロ」を「トットロー」と言いながら観ていました。

 この年頃の子供が親の言うことを聞かないときには、「イヤイヤ期」という理由だけで片付けがちですが、子供なりに理由があるのだなと思いました。
 それに気づくことのできる奥さんは素晴らしいと思いますし、引いてはそんな奥さんと結婚した自分は本当に素晴らしいと思いました。