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2017/03/03

ADSL+無線LANでU-NEXTを使うことの是非とせっかくだから観た映画の感想。

 奥さんが海外ドラマ「SMASH」を観たいというので、U-NEXTを契約してみた。31日間の無料トライアルがついているので、それまでに継続するか判断するつもりでした。
 さて、利用にあたって懸念していたのが、我が家の回線事情です。我が家はYahoo! BBの ADSLを利用しており、その速度はなんと50M。その50Mも「ベストエフォート」ということで、ユージュアルのエフォートがどの程度試しに測ってみると、実測は6M程度。わずか12%という低パフォーマンスは、私が月曜日に会社で発揮するパフォーマンスとほぼ同程度と言われています。
 更に通信を不安定にする要素が、自宅の無線LAN。Yahoo! BBの無線LANパックとやらでついてきたルーターをそのまま使っており、まさに理想的に低速かつ不安定な通信環境を採用している状態です。

 そんな不安を感じつつ、実際に使ってみましょう。REGZAに入っているU-NEXTの視聴ツール(アプリ?)が、吐き気をもよおすほど使いづらくてもっさりしていることはさておいて、視聴を開始してみると、特に問題なく映像が流れています。
 これは良い意味で期待を裏切られたなと感心しつつ、「SMASH」がスマッシュするのを観続けます。横ではブロック遊びに飽きた長男が「ちっちゃいのみる」というので、私のiPhoneを渡しました。(想像がつくかと思いますが、「おっきいの」はiPadです。)
 二歳半の長男が手慣れた手つきで、Youtubeアプリ(フォルダの中の、一つ横にスライドさせた画面にある)を立ち上げ、お気に入りの動画を観はじめた途端に、U-NEXTの画面がカクカクし始めました。どうやら、長男のYotubeに帯域を奪われて、通信速度が不足してしまったようです。

 子どもたちを寝かしつけた後、夫婦で再び「SMASH」を観ます。僕もiPhoneを使わないようにしているので、快適に視聴することができます。奥さんに「コーヒーでも飲む?」と聞くと、欲しいと言うので、マグカップに牛乳を入れて電子レンジで温めます。(我が家では、温めた牛乳にインスタントコーヒーを入れて飲みます)
 すると、なんということでしょう。電子レンジが無線LANの電波に干渉して、また画面がカクカクするではありませんか。噂には聞いたことがありましたが、本当に発生する事象なのだなと思い、たいそう関心しました。
 
 ということで、我が家の家訓として、「U-NEXT視聴中はiPhoneと電子レンジ使用禁止」というものが新たに書き込まれることになりました。
 さすがに我が家の回線状態では、月額料金を払って継続する気にはなれないので、無料期間中に解約予定です。
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 U-NEXTで映画「イミテーション・ゲーム / エニグマと天才数学者の秘密」(音が出ます)を観たので、せっかくだから感想を書きます。
 この映画のテーマは、社会と個人のかかわりだと思いました。
 アラン・チューリングは極めて社会性に欠けた人物として描かれます。そんな彼は「世界一難しいパズル」として、個人的な好奇心から暗号「エニグマ」の解読に乗り出します。それはまさに「戦争」という社会でもっとも文字通り火花が散る場所に関わることに他なりません。
 彼はエニグマ解読を目指すチームのなかで、ジョーン・クラークとの出会いもあり、若干の社会性を獲得します。
 やがて彼は「エニグマ」を解読しますが、これについて彼は一つの決断を下します。この内容は、個人よりも社会を優先することに他なりません。ごく個人的な興味から出発したはずの仕事について、彼がいつの間にか社会(政治)の代弁者になってしまっていました。
 そして戦争は終結します。暗号解読に関わっていたことは機密とされ、元の個人的な生活に戻るはずでしたが、彼の個人的な趣向が起因して、彼は社会の異分子として排除されてしまい、悲しい最期を迎えます。
 「世界一難しいパズル」で遊んでいたら、いつの間にか社会のど真ん中に躍り出てしまった。そんな彼の姿を通して、社会と個人のかかわりを考えざるを得ませんでした