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2016/02/08

おしゃれな部屋に憧れてポスターを自作した日

 一歳半の子どもが撒き散らした知育パズル(4ピース)を片付けるために、毎晩組み立てていたら、少し賢くなった気がする。
 子どもが生まれてからというもの、おもちゃをはじめとして、乱雑な我が家に溢れる生活感の海にすっかり馴染んでしまった。そんな折に図書館で『世界の楽しいインテリア』という本を借りて読んだ。

 そこに掲載された部屋について「不便」「寒そう」「地震が来たらどうする」と諸々の負け惜しみを並べてみるものの、やはり生活感を感じさせない、洗練された部屋に対する憧れの気持ちは隠しきれない。
 鉄道事故現場のごとく電車が散乱しているリビングを横目に本を眺めていると、彼我の差にくじけそうになるけれど、できることからやってみることにした。

 件の本を見ると、おしゃれな部屋には絵画や写真やポスターが貼ってある。(おしゃれ用語で「アートワーク」というらしい)まずはここからはじめてみよう。
 絵画や写真はなかなかアクが強そうなので、ポスターを貼ることにする。ただ、あまりに急進的な生活感からの独立宣言は、部屋の調和を乱す可能性がある。
 これを踏まえて、以下の条件とすることにした

・温かみのあるデザインであること
・緑色(子どもの好きな色)を使うこと
・シンプルであること
・A2サイズ

 これらの条件に、「ポスター おしゃれ ヤバい」あたりのワードを加えて検索すればきっと良いものが見つかるだろう。そう思いながら晩ごはんのみそ汁をすすっているときにふと思った。自分で作れるんじゃなかろうかと。

 食べ終わるとすぐにデザインを考える。頭に浮かんだのは、Herb Lubalinがデザインした、Familiesのロゴだ。先日図書館で借りた『世界に衝撃を与えたグラフィックデザイン』で目にしたのを覚えていた。
 ただ、我が家は4人家族なので、このロゴをそのまま使うと、末っ子が疎外感を感じてグレてしまう可能性が高い。また、「家族」が複数形なのも、ちょっとおかしい。そこで、このロゴを改変して、4人家族にし、さらに家族の物語を感じるデザインにすることにした。

 こういったクリエィティブな作業は、「Macでイラレでスタバ」で行うのがマナーとされている。しかしながら、Macもイラレもコーヒーも買うお金が無いので、やむなく「WindowsでGIMPで居間」で行うこととする。さらに言うならば、フォントを買うお金も無いので、最初から入っているArial Blackを利用して作成する。
 作業工程について割愛するとして、結果できあがったのがこちらだ。

Family_20160131_small.jpg

 Single → Couple →Familyという変遷で、家族の歴史を感じさせつつ、文字内の人を増やしていく。Familyの中で家族が分裂しているのが気がかりだが、左のほうにいる子どもたちはそのうち自立するので良しとしよう。
 コンビニのコピー機でA3サイズの試しプリントをしてみると、存外このサイズでも悪くない。このまま総費用80円で終わらせても良かったけれど、せっかくだからA2で作るところまでやってみよう。

 A2サイズになると、コンビニではプリントできないので、印刷業者に依頼することになる。
 データを入稿してプリントしてくれる業者は数多くあるのだけれど、大半はイラレやフォトショで作成されることを前提としているので、GIMP族の選択肢は豊富とは言えない。そんな中で、安価でJPEG入稿可能な業者を探した結果、「1000プリ」に依頼することにした。

 印刷代430円と配送料800円の合計1,230円。別途Amazonで1,243円のフレームを買ったので、総額2,473円。
 A3で満足すれば、80円とダイソーのA3フレーム300円の合計380円で済んだのだから、A3とA2ではずいぶん住む世界が違うものだ。

まず先にフレームが届き、そして待望のポスターが届いた。そして部屋に飾る。こうして僕はおしゃれな部屋への第一歩を踏み出したのだった。
二歩目があるかは不明。

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