大阪の地下道にあった、スリへの注意を促す看板。
一人がハンカチなんかを落として、被害者がそれに気を取られているうちに
もう一人が財布を掏ると言う手口が横行しているらしい。
看板の男二人は鼻が似ているからきっと兄弟か何かだろうけれど、
共犯であることがバレない様に服装を変えているあたりが心憎い。
真ん中はたぶんサザエさん。
だが実はこのサザエさんが右手で前の男の財布を狙っているようにも見える。
そうなるとこの看板にいる三人全員スリだと言うことか。
でもこの惑星(ほし)でスリ三人が一堂に会する可能性を検討すると
この状況はヤラセなんじゃないかという疑問が生じる。
ヤラセだとすると、じゃあ実は三人ともスリじゃなくて役者さんなのでは
というさっきまでとは逆の結論が浮かび上がってくる。
これはどういうことかと思いをめぐらしているうちに、僕の財布は掏られていた。