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2010/03/19

Le Ballon Rouge

 映画を語るほど映画好きでもおすぎでもピーコでも無いのですが、綺麗な作品だったので、紹介します。

 30分強の短いフランス映画。
 1956年の作品で、同年のカンヌ国際映画祭パルム・ドール(短編)とアカデミー賞脚本賞を受賞。監督はAlbert Lamorisseで、息子のPascal LamorisseがそのままPascal役として映画に主演している。
 Wikipediaによると、この映画に影響を受けて、かの「風船おじさん」は空に旅立ったらしいです。この映画には人生を狂わせるくらいの魅力があるということなのか、狂った人がたまたまこの映画を観ただけなのかはわかりませんが、美しい作品であることは確かです。
 赤い風船をどう解釈するかは人それぞれだと思いますが、観ながら感じたのはごくストレートに「童心」の象徴かなと感じました。
 くすんだ街の色に不釣合いな鮮やかな色、地に足が着かずに浮かび上がる様子、そしてより大きな子供たちからの攻撃(≒「お前まだサンタクロース信じているのかよ!」)、または一緒だと公共の場(バス、教会?)には迎え入れられない点、それらを総合すると「童心」とか「無邪気さ」とかいったものかなと思いますが、若干単純すぎる気もしています。
 ラストシーンは一応ハッピーエンドになっていますが、個人的には割れてしまった風船の処遇を思って切ない気持ちになりました。