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2009/11/03

東狂モーターショー

 幕張メッセで開催されている「東京モーターショー」へ行ってきました。
 昨今の不景気により、参加メーカーの減少など、例年に比べ盛り上がりに欠けるとの報道を耳にしていましたが、実際会場へ足を運んでみると、そんな雰囲気は微塵も感じられず、参加メーカーもトヨタ、ニッサン、ホンダ、更にはスズキにダイハツと、世界中から自慢の車を携えてこの幕張メッセへと集結していました。
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 今年のモーターショーのメインテーマは何と言っても「エコ」です。
 隣人の不幸や、地球の裏側にある貧困については興味を持てなくても、地球全体が危機に瀕していると言われれば、誰しも無関心ではいられません。「よくわからないけど地球が暖まっていてそれがヤバイ」という意識が人々の気を引き締めて、財布の紐を緩める。これは力を入れざるを得ません。
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 各メーカーのブースで電機だ水素だと同工異曲の説明が繰り返されているのも、自動車業界が同じ方向を向いている証。正に自動車メーカーが一丸となってこの地球を救おうとしていることの証明です。ニッサンの電気自動車の説明を聞いて「Keep your car in the living room! w」と馬鹿にしていた外国人も早く心を入れ替えてほしいものです。
 上記の外国人のような一部の例外もありますが、そんなエコカーに対する来場者の関心も並大抵ではありません。母なる地球を救うエコカーの姿を自慢のカメラに収めようとするその熱意たるや、一介のアマチュアカメラマンと侮ることなど決してできません。
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 まるで映画スターの記者会見さながら。思えばエコカーは映画の世界ではなく、僕らが住むこの現実の世界を救ってくれるのだから、当然といえば当然です。むしろエコカーに関心を持たないほうが普通ではないと言えるでしょう。
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 また、会場では、「幼児クルマ絵画展」という催しが開催されていました。
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 エコだ何だと大人達の語る堅苦しいクルマの未来を散々聞かされた身にとって、子ども達の夢見る未来はまさに一服の清涼剤のようなものです。テーマは「"夢のクルマ"ぼくたち、私たちの未来」。羽で空を飛ぶ車に、ドリルで地中を進む車など、自由かつ画一的な未来カーの絵が並ぶ中、みんなとは少し違った未来を見据えている子がひとり。
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 車がある限り交通事故は無くならないというメッセージだと理解しました。