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2009/10/25

デザインフェスタでシネマイム。

 デザインフェスタvol.30に行ってきた。
 四、五年前からその名前はチラホラ聞いていたのだが、実際に行くのは初めてだった。イベントの中身としては、「筋の良いフリーマーケット」と言ったところだろうか。もちろん出品物に対する出展者の思い入れは段違いであるけれど。あとはレストランエリアの座席を巡る殺伐とした雰囲気も違う。
 広大なビッグサイトの中に無数のブースがあり、出展者それぞれがそれぞれのアートをそれぞれの価格でそれぞれ販売している。作品は一目でわかる可愛らしい雑貨や笑えるおもちゃから、お互い三十回ほど生まれ変わらない限り分かり合えそうに無い「何か」まで幅広い。
 幾つかのブースでは完成した作品の出品ではなく、ライブペインティグや歌・踊りなどパフォーマンスを披露していた。中でも印象的だった峰不二子の仕事着的な衣装を身に付けたお姉さんが観客を縛り上げるパフォーマンスであったが、こちらは瞼に焼き付けるのが精一杯で、カメラには収めていない。
 ここでは「Clown Crown」という人々のパフォーマンスを紹介しようと思う。彼らを紹介する理由は、それなりに印象的だったからという理由もあるが、それ以上に彼らが「写真も動画もブログで紹介して頂いてOKです。」と言っていたからだ。へりくだった言いかたでも何でもなかったけれど、やはり人に行動を起こさせるためには、言葉で要求するのが一番手っ取り早い。
 彼らのパフォーマンスは映画(シネマ)とパントマイムと活動弁士を組み合わせた「シネマイム」と言うもので、映画(たまにゲーム)のワンシーンをパントマイムで表現する。
 パントマイムだけだとわかりにくく冗長になりがちなものを、活動弁士を置くことで、よりわかりやすくスピーディーにしているという。手軽にできると言うつもりは無いけれど、文化祭や忘年会の出し物にも使えるような感じだ。
 ちなみに以下の掲載順で実際に現場でもパフォーマンスされたのだが、次第に観客の盛り上がりが増していくのが分かる。演目に関しては観客のリクエスト順で決めているので、これは構成が云々ではなく、観客が「シネマイム」なるものを消化していった結果だと思うと面白い。







 面白いイベントだったので、次回も暇と職と命があれば是非行きたいと思う。無審査で出展できるらしいので、出展者側に回っても面白そうだ。今のうちから縛る練習をしておこうと思う。