スケッチ上達への道としては、このまま寝てしまって明くる朝目覚めたら上手くなってましたという展開が理想だが、可能性としては決して高くはない。二週間後の『ジャンプ』に『HUNTER×HUNTER』が載っている可能性と同じくらいだろう。
仕方ないので地道に練習するとことにした。
画材はボールペンとメモ帳。モデルはマグカップ。
見本
初回
美術の授業を思い出した。どうやら僕の右腕は中学校でその歩みを止めていたらしい。とりあえずバランスが悪い。見ている角度に対してカップの口が見えすぎだし。太陽がマリオ3に出てきそうなほど邪悪なのも気になる。
二回目
人間若干なりとも進歩するもので、初回に比べて少しマシになったような気もしないでもない。全体的に歪んでいるが、全体のバランスはそんなに間違っていない気がする。太陽は邪悪なままだ。
三回目
三回目といえば、仏もいい加減怒る回数であるだけあって、二回目→三回目の変化は若干大きめだ。全体のバランスも良くなってきたし、前二回のように、宙に浮いている感じもしなくなった。あとは質感がもっと出せるようになればより良いのではないか。太陽はもうどうしようもない。
というわけでマグカップは今回で卒業することとする。旅先でのスケッチを想定した場合、観光地にはマグカップよりも建物の方が恐らく多くあるからだ。次回からは建物のスケッチをお送りする予定です。
threeminutescooking先生の次回作にご期待ください!